神道の知識

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家庭のおまつり

神棚のおまつりは私たち先祖の神様を祀(まつ)る美風として日本民族古来の伝統であり、家庭生活における最も大切な神事であります。茶の間、居間など、家の清浄な処原則として南向き又は東向きに設けます。神宮大麻(じんぐうたいま)【大神宮さま】を真ん中に雪ヶ谷八幡神社を向かって右、その他信仰する神社の神札を左に毎年新しくお受けしておまつりします。毎年12月になると各家庭に、御家庭の守護、魂のよりどころとなる、大神宮様、雪ヶ谷八幡神社神札、寵(かまど)三柱神の御札を神社からお頌(わか)ちします。尚「神札」「御守」はいつでも神社社務所でお受けになれます。

■ お供えものと器、供え方など

神様にお供えするものを神饌(しんせん)といいます。神饌は毎日お供えするのが原則です。
毎日お供えするものは、お米(米・御飯)・塩・水の3品です。少しずつ白い小皿に盛り、水は水器(すいき)に入れて供えます。神具店、瀬戸物屋さんで、専用のものを手に入れるとよいでしょう。お供えは、そのまま棚の上に供えてもよいのですが、正式には三方(さんぽう)や折敷(おしき)に乗せます。 

お正月や、毎月1日・15日あるいは家族の記念日などにはいつもよりたくさんの、供えものをした方がよいでしょう。季節のものや、その折々の御馳走なども、ぜひお供えしたいものです。そうした折の神饌の準備ですが、米・酒・塩・水の基本的なもののほかに、海川山野(うみかわやまの)の種々なものを用意いたします。
お供えの順は、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水とし、神座の順と同様に、中央からむかって右、次に左と、順々に並べてください。
せまい神棚では合せ盛りにして供えても、結構です。おさがりは、家族みんなで少しずついただいたらよいでしょう。